iCloudよりPhotoStationなのか
iCloudの容量が上限を超えて課金されそうです
何かいい方法ないですか?
iPhoneユーザであれば、意図しているかどうかにかかわらず、デフォルトでiCloudは有効になることも多いので、知らず知らずのうちに連絡先や写真・動画をiCloudに吸い上げられていることかと存じます。
別に気にしなければそれでいいんですが、やっぱりプライベートなものをクラウドにアップロードされるとなると、自分の管理できない領域に保存されるという点で不安になることもあるのではないでしょうか。
クラウドはメンテナンス工数がかからない分、課金される
iCluudが素晴らしい点はやはり、ユーザが何も意識せずに使える点です。
普通やろうと思ったら大変なことをiCloudが勝手にやってくれるのですから、素晴らしいです。
しかし、同じことを自分でやるというのが、現在もそれほど難しいというと、だいぶ時代は変わってきました。
オンプレの代替策をつくることは容易です。
そのソリューションが、「Synology PhotoStation」です。
自身、すでに10年以上はSynology愛用者です。
今回、とっても便利なPhotoStationの解説をします。
インストール方法は、いつものパッケージマネージャから

Synologyはブラウザベースで管理ができ、パッケージマネージャという標準の機能があるので、そこからインストールできます。
iPhoneでいうところの、アップストアみたいなイメージです。
手順を書くほどでもないので割愛します。
起動すると、こんなイメージ

保存している写真や動画が、アルバム形式でずらっとでてきます。
といっても、初期状態では写真のデータは一切保存していないはずなので、何もできこないかと思います。
次にiPhoneにあるデータをSynologyに保存する方法を説明していきます。
iPhoneに保存した写真はアプリを使ってSynologyへお引越し
個人的にお気に入りなのが、Synologyがブラウザベースなのでブラウザでも閲覧できますが、専用のスマホアプリもあり、更に使いやすい点です
①アップストアで「DS Photo」をインストール

②ログイン画面

③スマホアプリから自宅のSynologyへアップロード(細かく色々設定できます)

④どんどんアップロードされていくのを待つ

⑤アップロードが終わったらiCloudにも、スマホ本体にもデータを残しておく必要性はないです
もちろん、残しておいてもいいのですが、iCloudへ課金してまで保持する必要性がなくなるということです。
自宅はもちろん、外からもアクセス可能
ここではQuickConnectの設定例は記載しませんが、勿論使えます。
PhotoStationの使い方や、QuickConnectからのアクセスについては下記ブログが良くまとめられています。
Photo Stationのおススメポイント
コストパフォーマンスが高い
iCloudは月額で言うと安価ですが、10年使ったら結構な額ですね。
私はすでにSynologyを10年以上ですので、Synology購入にかかる費用を差し引いても十分元はとれています。
Synologyは最初に購入する時は高いですが、PhotoStation用途で別途費用がかかるわけではなく、そのまま自宅のファイルサーバ兼iCloud的なものとなって動いてくれます。
最新機種
古い機種はハードウェアのスペックが低く、応答速度が遅いので、今から買うなら最新機種がおススメです。
家庭用でコンパクトなのがこのあたりですね。

このモデルはHDDが付いていないですが、もちろんハードディスクも必要なのでセットのタイプもオススメです。
ハードディスクは突然故障するものなので必ず2本購入して冗長化しておきましょう。
冗長化もSynologyNASサーバの機能で簡単に実装できます。

エントリーレベルであればDS220jで十分ですが、色々な機能を使いたい場合はこちらの上位モデルの方が良いです。

HDDアリ版

データを一か所に集約できる
iCloudに保存している人は大抵、スマホ本体にもそのまま画像残してます。
古いスマホに残したまんまとかも。
で、あっちこっちにいろんなデータが分散されてよくわからなくなってきます。
であれば、もういっそ全て同じSynologyNASサーバに集約した方が最適化できます。
高機能
ブラウザのツールだと、ただ写真を保存するだけではなく、スライドショーが使えたり、位置情報から地図に表示させたり、動画再生もできたり、ただ保存する以上のことができます。
データは自宅のファイルサーバにのみ保存される
やはりオンプレであることのメリットにつきます。
もちろん、オンプレであることのデメリットもあります。
デメリットは
機械音痴にはハードルが高い
クラウドのメリットは何も意識せずに使える点です。
普段何か意識することが何一つないので、それに対する費用対効果があると感じるのであれば全く問題ないです。
オンプレであるSynologyNASサーバのデメリットは、やはりよくわからない人にはハードルが高い点です。
分かる人には何とでもないように簡単なように作られてはいるのですが、それでも普段ITにかかわらない職種だったりするとハードルが高いはずなので、そこはデメリットでしょう。
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