たまたま見た科学忍者隊ガッチャマンがあまりにも衝撃的で、学ぶべきことが多くあったので紹介したい。
あまりにもすごすぎて、紹介したい衝動を抑えられないからだ。
そもそもガッチャマンは、私の世代よりもっと更に上の世代が子供だった頃に放送されていた作品で、私はこれまで一度もガッチャマンを見たことがなかった。
しかしたまたま見た初期の1話から、その世界にハマってしまった。
まるで2022年現在に起きている戦争を見ているような衝撃
ガッチャマンは、1972年の放送当時から人気を博していたようだが、私がガッチャマンをすごい作品だと感じた理由は、おそらく当時の感覚とは全く異なるように思う。
ガッチャマンがすごいと感じる理由を紹介していくが、正直最初の第1話を見てもらうのが最短コースだ。
時間がない方はもうこの記事から離脱して第1話を見る方がコストパフォーマンスが高い。
そこにすべての答えがあるからだ。

まだガッチャマンの凄さが良く分からないという方は続きを読んでもらいたい。
まず最初に、概要を紹介する。
科学戦隊ガッチャマンとは
WiKiから引用させてもらうと、以下の通りだ。
当時からとてつもない視聴率をたたき出していたようだ。
ガッチャマンは私の世代とは異なるので、こんなに人気だったとは調べるまで一切知らなかった。
テレビアニメ版は1972年10月1日から1974年9月29日までフジテレビ系で毎週日曜日18時00分から18時30分に全105話が放送された。
2年間の平均視聴率は約21%(タツノコプロの保存資料によると平均視聴率17.9%、最高視聴率は第53話の26.5%[1])。
本作品の成功により、『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』『宇宙の騎士テッカマン』といった変身ヒーローによるSFアクション物が続き、タツノコプロの一つの路線を構築した代表作である。
人気や知名度の高さからその後、映画版や続編、OVAも制作された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%BF%8D%E8%80%85%E9%9A%8A%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%9E%E3%83%B3
科学戦隊ガッチャマンは戦争をしている
アニメ作品を見ると、随所にアニメらしい演出が盛り込まれているが、物語の本質を見ると、それは戦争だ。
現代起きている戦争を見ているような衝撃を受ける。
その中で、ガッチャマンは秘密裏に組織された特殊部隊で、いわゆる暗殺部隊のような存在として描かれている。
作品の中で描かれるほとんどのシーンは、最先端の科学技術を用いて大規模攻撃を行っている。
そしてその大規模な攻撃に使われる兵器は、本作品が作られた当時には存在しなかったと思われる高度なテクノロジーが使われている。
たとえばこんな兵器だ
- まるでドローンのような、操縦可能な飛行型爆弾
- 人間を装った爆発するロボット(これが民間旅客機に潜入している)
- 敵の軍事基地や戦闘機を破壊するなぞのレーザービーム
これらの兵器は、現代、実際に存在する兵器だ。
科学戦隊ガッチャマンは、そういった最先端の科学技術を用いて戦争をしている。
そしてアニメに登場する、あまりにも多くの一般人・民間人であろう人達が犠牲になる。
おそらく今、テレビ放送コード限界ギリギリのシーン
民間旅客機に潜入したロボットが自爆攻撃を行うシーンはあまりにも衝撃だった。
そこには戦争とは無関係の民間人が多数搭乗しているのだ。
あまりにも恐ろしいシーンに、私は衝撃を受けてしまった。
あまりにも簡単に民間人の命が奪われていく。
アニメだからだと思うかもしれないが、よくよく考えると、昔の日本が経験した戦争においても、多くの無関係の民間人が犠牲になっていたのではないだろうか。
これが、アニメの中だけで起きているものという風に、私には見ることができなかった。
ガッチャマンの世界から学ぶこと
戦争にかかわった当事者は、おそらくガッチャマンを普通の精神で見ることができない。
それは、目の前で起きた現実の世界と似ているからだ。
ガッチャマンが描かれた当時のテクノロジーは、その当時には存在しなかったものなのだが、今の現代には普通に存在する兵器だ。
だから今の私たちはガッチャマンの世界を未来であると認識することができない。
現在に見えるのだ。
戦場に向かい目的を遂行するガッチャマン
ガッチャマンは戦闘兵器を扱うこともあるが、実際に現地に乗り込むことも多々ある。
そしてそこにいる人命を救ったり、敵のターゲットを暗殺する時もある。
これもまた、大規模な攻撃を可能とする兵器が大量に存在する現代においても起きている現実だ。
歴史は繰り返す
残念ながら歴史は繰り返す。
悲惨な現実は過去のことであり現代においては起きないと考えている人もいるかもしれないが、残念ながらそうではない。
実際に現在も問題は起きており、私たちの近くの国で、多くの普通の民間人が犠牲になっている。
日本もまた、将来、同様のことが起きないなんて、だれにも保証することはできない。
今を生きる人こそ、あらためてガッチャマンを見るべきであると、わたしは思う。
しかし初期版のガッチャマンは絵が古いので、少々見づらいと感じるかもしれない。
その場合は、ごく最近作られた作品があるので、そこから見てもらうのがいいだろう。

わたしは過去、先人たちが残してくれた多くので情報・データ・作品から、今もなお必要な、あらゆる大切なことを学ぶことができる、恵まれた世代である。
コメント